2011年12月13日火曜日

第34回定期演奏会吹奏楽部の思い

 東北福祉大学吹奏楽部の第34回定期演奏会は12月23日に東北福祉大学音楽堂けやきホールで、翌24日に仙台市青葉区内の電力ホールで開催される。両日とも13時30分開場、14時開演。一年間の集大成であり、部員は目下、猛練習に明け暮れている。この演奏会で4年生が引退ということもあり、どの部員からも熱い思いが伝わってくる。代表の藤村郁胡さん(福祉心理学科3年、クラリネット)は「一年間、お世話になった方々に自分たちの演奏を聴いてもらい、温かい気持ちになってくれたらうれしい。今年は震災に見舞われるなど、4年生の皆さんとはいつも一緒でいろいろな思い出ができました。最後まで一緒に演奏できてよかったなという思いでステージに立ちます」と吹奏楽部全員の思いを代弁した。実行委員長の古内直人さん(子ども教育学科3年、チューバ)も「この演奏会を通じて震災で傷ついた人々の心の復興に役立てたいと思います。私たちの演奏を聴いて元気になってほしいです」と震災復興に向け、思いが及ぶ。

 今回、一番力を入れている曲は華麗なる終焉へのオマージュ。藤村さんは「ノリが良く、会場全体が盛り上がります。作曲者の八木沢教司さんも参加してくださり、指揮棒を振り、演奏会のメーンとなる曲です。ぜひ楽しんでください」。 2日間にわたって行われる演奏会。寒い季節、吹奏楽部の演奏を聴いて心が暖まる人が一人でも増えるよう、部員たちが燃えている。

【定期演奏会の魅力を語ってくれた吹奏楽部】